ワックスとコーティング剤の違いって、なに？
目的に合わせて選ぼう！

ワックスとコーティング剤の違いは何でしょうか？これらには、それぞれ性質の違いがあります。ワックスにはワックスに適した用途があり、コーティング剤にはコーティング剤に適した用途があるため、その違いを理解しておくことで効果的に車のボティを守ることができます。
ワックスとコーティング剤にはどのような違いがあるのか、どのような基準で選べば良いのか、ここではその違いや選び方について詳しくご紹介します。

ワックスとコーティング剤はどう定義されている？

それぞれの違いや選び方について触れる前に、ワックスとコーティング剤がどのように定義されているのかを見てみましょう。

・ワックス
主成分は、油とロウ。塗装面にツヤを出し、汚れやキズから守ることが目的です。ワックスの最大の魅力は、塗装後の深く美しいツヤ。仕上がりの美しさから、長年にわたってドライバーたちに愛されてきた製品です。ワックスの効果は、塗ってから1ヶ月程度持続します。

・コーティング剤
コーティング剤の特長は、一般的に優れた防汚性能と独特のシャープな光沢にあります。強固な被膜で、汚れやキズをブロックする役割を果たします。また、耐久性が高く、効果が長続きするという点も特長のひとつです。

ワックスとコーティング剤の共通点や違いをまとめると

ワックスとコーティング剤は、どちらも車のボディに被膜を作るという点は共通しています。違いとしては主に耐久性があげられ、コーティング剤の方がより効果を持続させることが可能です。
コーティングの耐久性は、コーティング剤に含まれている成分がボディ上で強固に結合することで強靭な被膜が形成されて生み出されます。この点で、油やロウがボディの上に乗っている状態のワックスとは異なっています。
「車の手入れが好きなので頻繁にお手入れをしたい」「とにかくツヤにこだわりたい」という場合はワックスを、「忙しいので車のお手入れの回数を減らしたい」「高い汚れ防止効果を求めたい」という場合はコーティング剤を選ぶと良いでしょう。

コーティング剤の最上位がプロ施工コーティング

自分でワックスやコーティング剤を施工する以上のパフォーマンスを発揮するのは、コーティングショップなどでプロに施工してもらうコーティングです。プロ施工コーティングの被膜は自分で施工するワックスやコーティング剤とは比べ物にならないほど強固で、また、しっかりとメンテナンスすることで美しい光沢や防汚性能が長期間続きますので、ワックスやコーティング剤を定期的に施工する手間や時間が軽減します。プロ施工コーティングはポリマー系やガラス系コーティングなどに分類されます。値段や種類によって程度は異なりますが、プロ施工コーティングは、汚れや劣化からボディを守る上でも最も有効な施策といえるでしょう。

いかがでしたか？ワックスとコーティング剤には性質や効果の違いがあるものの、これらはいずれも目的によって使い分けることで自分に合ったカーライフを楽しむことができます。楽しいカーライフを送るためにも、自分に合ったものを選びましょう。