車のバッテリーのメンテナンス方法とは?寿命の判断方法なども解説

車のバッテリーの状況を確認していない場合、予期せぬタイミングで寿命を迎え、大きなトラブルにつながるケースもあります。しかし、寿命が判断できない、メンテナンス方法が分からないという方もいるでしょう。今回は、車のバッテリーの寿命の判断方法やメンテナンス方法をみていきます。

車のバッテリーの寿命の判断方法

ここでは、車のバッテリーの寿命の判断方法をみていきましょう。とくに、バッテリーに異常があった場合は、メーターパネルでも把握できるケースもあります。

①エンジンがかかりにくい

バッテリーが寿命を迎えると流れる電気が少なくなり、エンジンがかかりにくくなります。そのため、エンジン始動時に1回でかからない、音が弱くなるといった症状が出る場合があることは把握しておきましょう。
ただし、冬はバッテリーの放電力が弱くなる傾向にあるため、エンジンが一時的にかかりにくくなるケースもあります。

②ヘッドライトが暗い

ヘッドライトが暗い場合、バッテリーが寿命に近づいている可能性があります。ヘッドライトに十分に電力が供給されないため、ライトが暗くなっている状態です。
HIDやハロゲンランプは判断しやすいものの、消費電力が少ないLEDライトでは、バッテリーの寿命の判断が難しい場合があります。

③バッテリーの本体に異変がある、アイドリングストップしない

バッテリー液の変色や汚れ、本体のふくらみがあるといった異変は寿命を知らせるサインです。また、アイドリングストップ車でバッテリーの劣化が進んだ場合、アイドリングストップが作動しないケースがあります。とくにアイドリングストップは、バッテリーに負荷がかかるエンジンの始動を繰り返すため、仮に全く動作しないような場合はバッテリーの交換が必要です。

バッテリー交換の目安や費用相場

ここでは、バッテリー交換の目安や費用相場をみていきましょう。

①交換の目安

バッテリー交換の目安は2~3年程度です。車の走行距離や使用頻度によって異なるものの、バッテリー上がりを防ぐために、ぎりぎりまでの使用は避けるようにしましょう。

②費用相場

小さいバッテリーを搭載している車ではバッテリー本体代金と工賃を合わせて、1~2万円程度が一般的ですが、車種や高性能なバッテリーを使用している場合は費用が高くなる点は知っておきましょう。作業時間の目安は20分~1時間程度です。
車を購入したカーディーラー以外にも、カー用品店やガソリンスタンド、カスタムカーショップなどでも交換依頼は可能ですが、店舗によっては特定の車種以外は受け付けていない場合もありますので、評判が良く、実績がある店舗に依頼すれば安心して任せられます。

車のバッテリーのメンテナンス方法

ここでは、車のバッテリーのメンテナンス方法をみていきましょう。

①定期的に長距離の走行を行う

車に長期間乗らない場合や短距離しか走行しない場合、バッテリーが十分に充電されません。充電不足の状態が続くと消耗が早まるため、週に1回程度は10km以上走行してバッテリーを充電しましょう。

②エンジンが停止した状態での電装品の使用を避ける

エンジンが停止した状態で電装品を長時間に何度も使用した場合、バッテリーに負荷がかかります。エンジンが停止した状態でのエアコンやカーオーディオの使用なども避けましょう。バッテリーに負荷がかかるため、バッテリー上がりが起きやすくなります。

③バッテリーを定期的に点検する

バッテリーは定期的な点検が重要です。バッテリーの内部劣化は見た目では分かりにくいため、3~6カ月に1回程度はプロに依頼し、定期的に点検することをおすすめします。