輸入車のメンテナンス費用が高額になる理由などについて解説

輸入車は、整備や修理の費用が高いと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。国産車と比較すると輸入車はメンテナンスの費用が高い傾向にあります。今回は、輸入車のメンテナンス費用が高額になる理由やメンテナンスをプロに依頼したほうが良い理由などについてみていきましょう。

輸入車のメンテナンス費用が高額になる理由

ここでは、輸入車のメンテナンス費用が高額になる理由をみていきます。

輸入車は、国産車よりも消耗部品が多くあります。そして、部品を交換する際に空輸や船便で輸入しなければなりません。

そのため、輸送費がかかります。輸送費が部品代に上乗せされることから、整備の総額が高額になることは把握しておきましょう。

日本は気候の変化が激しい国であるため、車にも大きな負担がかかります。高い湿度や雨、凍結防止剤による足回りや金属部品のサビなどが車への負担となる点は知っておきましょう。

輸入車は、年数が経過するほど整備に必要なパーツの入手が困難になります。部品の製造が終了している場合には、オーダーメイドで作成してもらう必要があるため、パーツ代が高額になるケースも少なくありません。

ここでは、輸入車のメンテナンスをプロに依頼したほうが良い理由についてみていきましょう。

輸入車は、国産車とは異なる機構やシステムであるため、修理やメンテナンスに専門的な知識が必要です。また、専門的な工具や診断機器が必要とされることから、メンテナンスはプロに依頼することをおすすめします。

メンテナンスを依頼できるプロには、外車ディーラーや輸入車修理が行える工場、外車修理専門店などがあります。外車ディーラーは輸入車の整備を行う設備・工具が揃っているため、メーカーや車種に応じた適切なメンテナンスを受けることが可能です。

また、メーカーの純正部品に交換できる点やメーカー保証が適用されるケースもある点はメリットです。輸入車修理が行える工場は、整備の質や得意とする分野が工場によって異なります。そのため、工場のホームページで整備実績を確認し、口コミサイトで評判を調べるなどして信頼できる整備工場に依頼しましょう。

外車修理専門店はメンテナンスに必要な設備や工具が揃っており、輸入車の修理を専門に行っているため、実績や経験が豊富です。輸入車専用テスターで適切な診断を行えることに加え、外車ディーラーよりも整備費用が安い傾向にあります。

ここでは、輸入車のメンテナンス費用を抑える方法をみていきましょう。

ひとつの部品に問題が起こると、周辺の部品に負担がかかり、そのままの状態で放置すると大規模な修理が必要になります。整備をこまめに行うことで車を良い状態に保ちやすくなり、大きなトラブルが起きにくくなります。そのため、修理にかかるコストを抑えたい場合はこまめな整備を心掛けましょう。

輸入車のメーカーでは、一定期間内であればメンテナンスや修理を無料で受けられるサービスを設定している場合があります。メンテナンスや修理するごとに費用が請求されないため、長期的にみると保証サービスやメンテナンスパックを利用したほうがメンテナンス費用を抑えられるケースも多いといえます。