車のポリマーコーティングとは?ガラス系コーティングと違う点を解説

車をキレイな状態に保つために、コーティング施工を行うケースは多いといえます。しかし、ポリマーコーティングとガラス系コーティングの違いを把握していない方もいるでしょう。今回は、ポリマーコーティングの概要にふれたうえで、ガラス系コーティングと違う点について解説します。

車のポリマーコーティングとは

ここでは、車のポリマーコーティングについてみていきましょう。ガラス系コーティングに比べて施工料金が安価な点や完了までの期間が短い点はメリットといえるでしょう。

①ポリマーコーティングはどのようなコーティング

シリコーンなどのポリマー(重合体)を含んだ薬剤を使用するコーティングです。樹脂系コーティングと呼ばれることがあります。

②ポリマーコーティングの特長

ポリマーコーティングの特徴は次の3つです。

・安価で施工が可能
・施工時間が短い
・施工できる店舗が多い

費用相場は数千~数万円程度で、安価で施工できるコーティングです。下地処理に磨きを行わず施工時間は2~3時間程度と短いため、時間がない方でも気軽に依頼できるでしょう。また、専門店やカー用品店、ガソリンスタンドなど、施工できる店舗が多くあります。

ガラス系コーティングと違う点

車にコーティングをしている画像

ここでは、ガラス系コーティングと違う点をみていきましょう。

①持続性

ガラス系コーティングは主成分がガラスの組成と同じです。ポリマーコーティングよりも硬い被膜が形成されるため、コーティングの持続性が高く耐久性に優れています。

②光沢

ポリマーコーティングの被膜は薄く、また下地処理もガラス系コーティングに比べると完璧にしないことが多いため、車の輝きが向上しにくいコーティングといえます。対して、ガラス系コーティングはキズのない下地を作ったうえに厚みのある被膜が形成されるため、深いツヤや光沢が出ます。

③耐熱性や耐紫外線性

ポリマーコーティングは成分に多くの油脂が含まれているため、熱や紫外線に弱く、被膜が劣化しやすいといえます。そのため、熱で汚れが固着し、紫外線の影響で色褪せが起きる可能性があります。

対して、ガラス系コーティングは硬いガラス被膜がボディを覆うため、耐熱性や耐紫外線性が高く、車にキズがつきにくくなります。

ポリマーとガラス系のそれぞれのコーティングに向いている方

それぞれのコーティングに向いている方についてみていきましょう。

①ポリマーコーティング

価格が安価であるため、コストを抑えたい方に向いています。また、洗車頻度が3~4カ月に一回などあまり洗車しない方の場合は、被膜に汚れが固着するケースもあります。しかし、コーティング被膜が柔らかいため、再施工も簡単に行いやすい点はメリットです。
そのため、施工費用を抑えたいと考えている方や洗車頻度が低い方には、ポリマーコーティングが向いているといえるでしょう。

②ガラス系コーティング

ガラス系コーティングは施工にかかる費用が高額であるものの、汚れがつきにくく、汚れを落としやすいため、洗車を楽に行えます。また、硬い被膜が形成されるため、長期にわたって保護効果が持続します。
施工効果や持続性を重視する方であれば、ガラス系コーティングの施工を検討しましょう。