車はたとえガラス系コーティングを施工したとしても、定期的に洗車をしなければ汚れの蓄積やコーティングの劣化が発生します。しかし、どのように洗車を行えば良いか分からない方もいるのではないでしょうか。今回は、ガラス系コーティング施工車の洗車タイミングやポイントについて解説します。
ガラス系コーティング施工車の洗車のタイミング
ここでは、ガラス系コーティング施工車の洗車のタイミングをみていきましょう。
① 施工直後の洗車は避ける
ガラス系コーティングの施工直後は、被膜が完全に硬化していない状態となっています。そのため、完全に硬化していない状態で洗車を行えば、キズがつくことに加え、コーティング性能の低下につながる点は知っておきましょう。場合によっては、再施工が必要となる可能性もあります。
② 定期的な洗車は1カ月経過した後
ガラス系コーティング施工後の洗車は、被膜が完全硬化するまで待つ必要があるため、種類にもよりますが1カ月後が適しています。コーティング硬化後は、日常的に付着する汚れを取り除くために2週間~1カ月に1回は洗車を行いましょう。
洗車方法やポイント
ここでは、洗車方法やポイントをみていきます。とくにタイヤとホイールの洗車の順番は意識しておきましょう。
①コーティング施工後の洗車の手順
コーティング施工後の洗車の手順は次のとおりです。
1.車の汚れを洗い流す:砂やホコリといった汚れを洗い流す。そうすれば、洗車によるキズの発生を防げるため、コーティングの効果が長持ちしやすくなる。
2.ボディをカーシャンプーで洗う:まず、タイヤやホイールを洗う。その後ボディは、カーシャンプーを十分に泡立て、洗車用スポンジを使用し優しく洗う。カーシャンプーは中性タイプのコーティング施工車専用のものを使用。
3.カーシャンプーを洗い流す:カーシャンプーがボディに残るとシミの原因となるため、水で細部まで洗い流す。この際は、上から下に洗い流すことを意識する。
4.水滴を拭き取る:水アカ汚れを防ぐために、表面が乾燥するまで丁寧に拭き取る。拭き取り用のクロスも柔らかく、ガラス系コーティング被膜にダメージを与えないものを使用する。
拭き取りに関しても念入りに行う必要がある点を忘れずに洗車を行いましょう。
②洗車を行う際の注意点
洗車を行う場合、水道水をかけたまま放置しないことが大切です。水道水はカルシウムが豊富に含まれているため、水分が蒸発するとカルキなどの残留物が車に残ってシミ汚れの原因となります。
また、水を使わずに汚れやホコリをクロスで落とすと塗装面にスクラッチキズがついてしまいます。キズの程度によっては、研磨作業を行ったうえで、部分的な再施工が必要になってしまうケースもあるため、水によって洗い流す工程が必要だといえるでしょう。
なお、タイヤとホイールは車の中でも汚れがつきやすく、洗車に時間がかかる箇所です。先にボディから洗ってしまった場合、ボディについた水分が乾燥し、シミ汚れがつく可能性があります。
コーティング施工後は手洗い洗車がおすすめ
コーティング施工後に手洗い洗車をおすすめする理由をみていきます。
①洗車機での洗車にはリスクがある
ガラス系コーティングでは、硬い被膜が形成されます。しかし、洗車機の摩擦で細かいキズがつく可能性があるリスクがある点は把握しておきましょう。
➁手洗い洗車が適している理由
手洗いで優しく洗うことで、洗車時のスクラッチキズが入りにくく、摩擦によるコーティング被膜のキズつきや劣化を防げます。コーティングを良い状態で保ちたい場合には、手洗い洗車を行いましょう。また、コーティング施工している場合は、汚れがつきにくく、落としやすくなるといったメリットもあるため、洗車が楽になります。
③プロへの依頼も可能
自分で洗車する時間がない、キレイにできるか不安な方は、プロへの依頼を検討しましょう。ガラス系コーティングは、硬い被膜が形成されたうえで、光沢が出る質の高いコーティングです。コーティング効果を長く発揮するためにも、定期的に洗車することが重要になります。
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