車にボディコーティングを施工する目的は?施工後の注意点なども解説

車にボディコーティングを行うことで、ツヤや光沢が付与されキレイな状態が続くとともに、塗装の劣化やキズを防ぐこともできます。定期的なメンテナンスを実施しなければ効果が薄れてしまうものの、具体的なメンテナンス方法を把握していない方もいるでしょう。今回は、車にボディコーティングを施工する目的や施工後の注意点などをみていきます。

車にボディコーティングを施工する目的

ここでは、車にボディコーティングを施工する目的について解説します。汚れやキズ、塗装が気になる場合には効果を発揮するといえるでしょう。

① ツヤや光沢を与える

ボディコーティングを施工することで、塗装面にコーティング被膜が形成され、ツヤや光沢感が増し、車がよりキレイになるとともに、その状態が長期間持続します。

② 塗装の劣化や剥離の予防

車は、紫外線や汚れなどの影響を直接受けます。そのため、長く使用するほど塗装の劣化や剥離が発生するリスクが高まります。しかし、コーティングを行うことで、塗装の劣化の防止が可能です。とくに、ボディカラーの劣化が気になる場合は、色あせの防止につながるでしょう。

③ キズや雨ジミを防げる

ボディコーティングによって、キズや雨ジミを防ぐことができます。ボディ表面にコーティング被膜を形成し、飛び石や砂などでできる細かいキズを防げるためです。また、水をハジく効果が高まるため、雨ジミがつきづらく、キレイな状態を保ちやすい点もメリットです。

④ 洗車時に汚れが落ちやすい

車に汚れが付きにくくなるとともに、付着した汚れを落ちやすくする手段のひとつとして、有効です。コーティングの被膜によってボディ表面が滑りやすくなるため、車についた汚れが落ちやすくなります。洗車の頻度が多いという場合もコーティング施工によって、回数を減少させることが可能です。

ボディコーティング施工のポイント

コーディングをしている画像

ここでは、ボディコーティング施工のポイントについてみていきましょう。時期や効果、耐久性などを考慮し、ニーズにあった施工を行うことが大切です。

① 新車時に施工する

ボディコーティングの施工は新車時がおすすめです。新車で購入してしばらく経ってからの施工した場合は、既販車扱いとなり、研磨など下地処理の時間が新車に比べてかかってしまうため、新車に比べると費用が高くなるからです。

② 効果や耐久性

ボディコーティングには、油脂コーティングや樹脂コーティング、ガラス系コーティングといったさまざまな種類があります。とくに、効果や耐久性を重視する方であれば、硬い被膜が形成され、耐久性に優れるガラス系コーティングが適しています。ツヤが出ることに加え、キズや汚れがつきにくく、汚れ落ちが良く洗車を楽に行えるためです。

③ メンテナンスが必要

コーティングを施工すると洗車などは必要ないと考える人もいるかもしれませんが、メンテナンスは必要です。洗車やメンテナンス剤を使用することで、コーティングの効果を保ちやすくなります。また、ガラス系コーティングを施工した場合は、プロによる年1回の定期メンテナンスを実施することで、コーティングの効果を継続させることができます。

 

コーティング施工後の注意点

車に水をかけている画像

ここでは、コーティング施工後の注意点をみていきましょう。

① 施工後すぐは洗車機の利用を避ける

コーティング施工後すぐに洗車機を利用すると、被膜が完全に硬化していない場合は、シミやキズになるリスクがありますので利用を控えるようにしましょう。また、手洗い洗車でもカーシャンプーを利用する際は、成分によってコーティング被膜にダメージを与えるケースもありますので、コーティング施工車専用のカーシャンプーを使用するようにしましょう。

②洗車後は必ず拭き上げる

洗車後に残った水滴は放置すると自然に乾燥し、水アカとして車につく可能性があります。天気が良い日や気温が高い日などは、洗車後の水滴が乾きやすいため、洗車後は素早く拭き上げましょう。

③井戸水は使用しない

井戸水はカルシウムなどのミネラル分を、水道水より豊富に含んでいます。そのため、洗車時に井戸水を使用するとシミが車につきやすくなります。自宅で井戸水しか使用できないといった場合には、コイン洗車場の利用を検討しましょう。