車からの水漏れが発生している場合、故障したと思う方は多いのではないでしょうか。異常のない水漏れもあれば、車の走行に悪影響を与えたり、故障につながったりする場合もあるといえます。今回は、車で水漏れした際の液体の概要や原因などについてみていきましょう。
車で水漏れした際の液体について
ここでは、車で水漏れした際に見られる液体についてみていきましょう。排水であれば問題はないものの、色がついている場合は、すぐに修理が必要です。
①無色透明の液体
無色透明の液体は、エアコンからの排水です。そのため、車の下に垂れていても特に問題はありません。ただし、運転席や助手席の足元に水が溜まっている場合は、排水漏れの可能性があるため、プロに点検を依頼しましょう。
②緑・赤色といった色のついた液体
緑・赤色といった色がついている液体であれば、エンジンの冷却水が漏れている可能性が高いといえます。また、冷却水漏れが起きている状態で走行を続けた場合、オーバーヒートを引き起こし、走行が困難になる可能性があります。そのため、緑・赤色といった色がついている液体が漏れている場合は、早めに修理を依頼しましょう。
③黒っぽい液体やガソリン臭の液体
黒っぽい液体が漏れている場合は、オイル漏れが発生していると推測されます。オイル漏れは、車両火災やエンジントラブルにつながる危険性があるため、迅速な対処が必要です。また、オイルは主にエンジン下で漏れる点も知っておきましょう。
仮にガソリンが漏れている場合は、鼻をつく特有の臭いがします。ガソリン(燃料)漏れは爆発の危険性があるため、発見次第エンジンを停止し、整備工場やカーディーラーへ連絡しましょう。
水漏れが発生する原因
ここでは、水漏れが発生する原因をみていきましょう。ほとんどは部品の破損によって発生するため、定期的なメンテナンスが必要です。
①エアコン
エアコンの排水が漏れている場合は、ドレンホースのつまりや破損の可能性があります。また、ドレンホースが外れても排水漏れが起こります。
②エンジンの冷却水
エンジンの冷却水漏れの原因は、ホースの劣化やラジエーターの破損などです。異変が感知できるほど漏れている場合は、オーバーヒートが発生する可能性が高いため、すぐに修理しましょう。
③オイルや燃料
オイル漏れは、ガスケットやドレンボルトの劣化、ゴム部分のキャップ・パッキンの劣化が原因で発生します。ガソリンであれば、燃料ホースの破損やキズが原因となるため、オイル漏れとの違いを把握しておくことが大切です。
車から水漏れしている際の対応や予防方法
ここでは、車から水漏れしている際の対応や予防方法をみていきましょう。
①車から水漏れしている時の対応
車から水漏れしている場合は、故障や事故につながるリスクが高いといえます。そのため、放置せずに整備工場やカーディーラーなどに連絡し、修理を依頼しましょう。仮に、運転席や助手席で水漏れしている場合には、修理先に持っていくまでに濡れた水分を処理しておきましょう。
冷却水やオイル漏れは、火災やオーバーヒートなど重大なトラブルが起きるリスクがあるため、修理前に十分に追加しておくことをおすすめします。冷却水やオイルを追加する場合は、十分にエンジンを冷やしておかなければなりません。また、あくまでも応急処置であるため、早めにプロに任せましょう。
②予防方法
水漏れは、部品の破損や劣化によって発生します。しかし、自分では対処できないケースがほとんどです。
そのため、定期的なメンテナンスによって、プロに不具合のあるパーツを見つけてもらうことが大切です。不具合のあるパーツの修理や交換を実施すれば、水漏れの予防が可能となります。水漏れが気になる方は、プロへ定期的に点検を依頼しましょう。
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