実感!G'ZOX ~雅楽師 東儀秀樹編~

日本古来の伝統楽器の艶やかな音色の魅力を、洗練された現代音楽の中で存分に引き出してみせる。時代の枠にとらわれない独創的な楽曲の提供で脚光を浴び続ける雅楽師、東儀秀樹氏。
その創作スタイルは、希少なヴィンテージカーやクラシックカーをためらいもなく日常の足として使い、その魅力を現代の街並みに際立たせてしまうという氏のカーライフスタイルに相通じると考えてもあながち的はずれではないはずだ。

「僕は道具を特別に扱うことはしない。どんなに高いダイバーウオッチだって着けて海に入ってこそだと思うし、希少価値の高いクルマであっても道具としてガンガン使いたいんだ。」
そんな東儀氏の愛車のひとつが今回コーティングの依頼を受けたフェラーリディーノ246GT。

「ディーノには、かわいくてカッコよくて美しくて走りがいいという全てが揃っている。作り手が本当にこだわっているのがわかるよ。工業製品じゃない【クルマとして作られた形】を持ってるんだ。」
情熱的に語られる氏の言葉通り、ディーノ最大の個性であり魅力である曲面的な形状美を最大限に引き立てるた
めに、そして鑑賞用ではなく、あくまでデイリーユースを前提としたボディコーティングを、という氏の要求に応えるためにスタッフが提案したのが『Beautiful G’ZOXリアルガラスコート艶プラス』。
『リアルガラスコート』の基本性能はそのままに、ガラス質の純度をさらに高め「深い艶」までも実現した最上位モデルだ。

仕上がったディーノになでるような視線を送る東儀氏。
「こうやって綺麗になったディーノを見ると、曲線やメッキが実にかわいいよね。例えばボディのあんな綺麗なカーブ! 見てるだけでうっとりする。ディーノのフェンダーはセクシーにカーブしているから運転席からいつも目に入るんだ。そこがコーティングされてピアノのように光っているのは気持ちいいね。」

撮影後、早速ドライブを楽しみに出かけるという東儀氏に、再度Beautiful G’ZOXの感想を尋ねてみた。
「ディーノの仕上がりがすごくきれいだったから、僕の他の愛車もぜんぶコーティングしようと思ってる。クルマとあまり神経質につきあいたくない僕にとって、メンテナンスが水洗いだけというのもうれしいよね!」
最高の褒め言葉をいただいた。

持ち込まれたディーノのコンディションは流石に良好。
とはいえ1970年代製のボディは極めてデリケートであるため、作業前のコンディションチェックやマスキングはいつもより入念に行われた。そして磨き。
細かいコンパウンドを何度もかけながら、数ミクロン単位の精度で正確に磨き込んでいく。

■施工協力「株式会社技研サーモラックス」

慎重かつ丹念な磨き込みの後『リアルガラスコート艶プラス』をコーティング。より深い艶とシャープな光沢を得るためにガラス質の純度を高めた結果、従来に比べ反応速度が速まり、作業はガラス系コーティング剤の中でも特に難易度の高いものとなった。施工者の技術が問われるコーティングでもある。

『リアルガラスコート艶プラス』の凄まじい撥水パワーをご覧いただくために、霧吹きで水玉を作ろうと試みるも、水滴の粒が少しでも大きくなると瞬時にボディを滑り落ちてしまうため、撮影は困難を極めた。
貴重な1ショット。

「今日は塗装のキメがいつもと違うのがすぐわかった。
すごく丁寧に磨きこまれているんだね。」と、施工を終えた愛車に対面した東儀氏。いつもより重厚な艶・光沢をまとったディーノに感心することしきりだった。

これがアーティスト東儀氏をしてうっとりとさせてしまうディーノのフェンダーフォルム。『リアルガラスコート艶プラス』のコーティング効果によって、曲面美がさらに強調。東儀氏のコメントにもある通り、まさにピアノのように見事な光沢を放っている。

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東儀秀樹(Togi Hideki)

1953年10月12日東京生まれ。
雅楽師。京都嵯峨芸術大学客員教授。
宮内庁の楽師を経てフリーランスに。文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
幼少期より“乗り物”に関心を示し、ビンテージカーをはじめ、数々の名車を乗り継ぐ。
クラシックカーのラリーイベント「ラフェスタ・ミッレミリア」にも毎年出場。