車のエンジンを正常な状態に保つためには、定期的なオイル交換が必要になります。しかし、どのタイミングで交換すれば良いか把握できていいないケースもあるのではないでしょうか。今回は、オイル交換を怠った場合に起こる不具合、オイル交換の時期を判断するポイントなどをみていきます。
オイル交換を怠った場合に起こる不具合
ここからは、オイル交換を怠った場合に起こる不具合をみていきましょう。
①エンジンオイルの役割
エンジンオイルには、潤滑作用・密封作用・冷却作用・清掃分散作用・防サビ作用という役割があります。そのため、エンジンオイルが劣化すると本来の役割が果たせず、車の不具合につながります。
②燃費の低下
エンジンオイルを交換していない場合、内部に汚れが溜まるため、エンジンが本来持っている性能を発揮できません。エンジンがスムーズに動かない状態では、本来の燃費性能が発揮できず、燃費が低下する点は知っておきましょう。
③エンジンの異音
エンジンオイルが劣化すると潤滑作用が衰え、部品同士の摩擦が大きくなるため、エンジン稼働時に異音が発生するリスクがあります。また、エンジンオイルの汚れが蓄積した状態、量が不足したまま放置するとエンジンが焼きついて動かなくなるリスクもあります。
オイル交換の時期の判断方法
ここからは、オイル交換の時期の判断方法をみていきましょう。
①前回交換してからの日数・走行距離
車種によって変わるものの、普通車でガソリン車の場合は、前回のオイル交換から3ヶ月~6ヶ月、3,000km~5,000kmが交換時期の目安となります。ただし、車の使用環境などで劣化の具合が大きく異なります。そのため、早めの交換を心掛けましょう。
また、エンジンオイルは車を走行させていなくても酸化が進み、サビや劣化の原因となります。頻繁に車に乗っていない場合でも、オイル交換を定期的に行うことが大切です。
②オイルレベルゲージ
オイルレベルゲージ(エンジンルーム内にある輪の持ち手がついている棒)にはオイル量を確認するための印が2カ所あります。2つの印の間にオイルのラインがあると良い状態だと判断できます。
目安として、オイルの下限を示す印に近いところやさらに下にラインがある場合、オイルの量が減り過ぎているため、早めのオイル交換が必要です。
③エンジンオイルの色
オイルレベルゲージを抜いた際には、オイルの色を確認しましょう。エンジンオイルは、本来黄色や薄茶色で透き通っています。オイルの色が濃い茶色や真っ黒になっている場合は、オイルの劣化が進行しているため早めに交換しましょう。
オイル交換を行えるプロの特長
ここでは、オイル交換を行えるプロの特長についてみていきましょう。
①カーディーラーや整備工場
カーディーラーでは車種に適した純正オイルを使用してもらえるだけでなく、専門の整備士が作業を行ってくれます。ただし、カーディーラーでのオイル交換は、事前の予約が必要です。
整備工場ではさまざまなメーカーの車を整備している整備士が対応してくれます。ただし、オイルの在庫が限られている可能性があるため、使用したいオイルがある際には事前に相談しましょう。
②カー用品店やガソリンスタンド
カー用品店は商品が豊富であるため、自分の好みのオイルを選びやすく、どのオイルが良いか分からない場合でも相談できます。土日や祝日は混みやすいため、事前に予約しておくことを推奨します。
ガソリンスタンドでは給油のついでにオイル交換を行うことが可能です。店舗により対応の可否が異なるため、依頼を検討する際はオイル交換が可能かどうか確認しましょう。
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