気温が低い季節では、霜がガラスに降りている状態が多くなります。空気中の水蒸気がふれた物質の表面で凍結するために起こるものです。人によっては明確な対策が分からず、除去に時間がかかるケースもあります。今回は、車に霜が降りる原因、対策方法などについてみていきます。
車に霜が降りる原因
ここからは、車に霜が降りる原因をみていきます。霜の発生には、水蒸気や気温の影響が強いといえるでしょう。
①霜は水蒸気
水蒸気が急速に冷却されたものが霜となります。フロントガラスに空気中の水分が付着した状態で、冷却されると霜が降ります。雨水や雪が気温低下で凍ったものではないため、雨や雪が降っていない状態でも発生する点は知っておきましょう。
②霜が降りやすい環境
霜が降りやすいのは冬晴れの翌朝です。放射冷却によって、地上の温度が普段以上に低くなりやすいため、霜が発生しやすい環境となります。
車に霜が降りた際の取り方
ここからは、車に霜が降りた際の対処方法についてみていきます。デフロスターや霜取り用のスクレーパー、解氷スプレーで取り除くことが可能です。
①エアコンのデフロスターを使用する
車のエンジンをかけデフロスターをONにした後、温度設定と風量を最大にするとフロントガラスの霜を比較的早く溶かせます。霜の量にもよりますが、完全に溶けるには10~20分ほど時間がかかるため、事前にスイッチを入れて霜を溶かしておくことが大切です。
②霜取り用のスクレーパーを使用する
カー用品店などで販売されており、手軽で何度でも使用でき、短時間で霜を除去できる点がメリットとなります。しかし、作業時に力を入れすぎた場合、ガラスのキズやひび割れの原因となりますので、時間がなく急いでいる場合でもあっても、力任せに削らない点を意識しましょう。
③解氷スプレーを使用する
解氷スプレーは、霜が降りている場合に吹きつけると霜を落とせます。ガラスに負荷がかかりません。ただし、重度の霜では大量にスプレーを吹き続ける必要があります。効率的に霜を落とすには、デフロスターとの併用が効果的です。また、フロントガラスに撥水剤をかけている場合、スプレーに含有している成分がコーティング被膜を剥がす可能性があるため、撥水タイプの解氷剤を使うようにしましょう。
車の霜の対策方法
ここからは、車の霜の対策方法をみていきます。
①凍結防止シート
前日からフロントガラスに凍結防止シートをかけておくだけで、簡単に霜を予防できます。また、霜を除去する必要がなくなるため、すぐに出発できます。凍結防止シートを選ぶ際には、ガラスに適したサイズを選ぶことが大切です。加えて、車全体を覆うボディカバーも霜対策として効果的であるため、霜が気になる方は使用を検討してみましょう。
②汚れを落としておく
フロントガラスが汚れているほど、霜の原因となる水蒸気が多く付着します。汚れや油膜を落とすなどキレイな状態であるほど霜が降りにくくなるため、定期的に清掃を行いましょう。
③ガラス撥水剤を施工する
ガラス撥水剤を使い、フロントガラスを撥水コーティングしておくことで、霜が降りることを抑制しガラスの全面が凍結したような状態にはなりません。また、霜が降りた場合でも、スクレーパーやデフロスターの使用時に霜を除去しやすくなる効果もあります。
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