車のプラスチックパーツが白化する原因とは?対策と予防方法を解説

未塗装のバンパーやミラーなど、車のプラスチックパーツは年数が経つごとに白化が進行するため、白ぼけて見栄えが悪くなります。しかし、白化が気になっていても対策が分からず悩んでしまうこともあるでしょう。今回は、車のプラスチックパーツが白化する原因や起きた後の対策、予防方法についてみていきます。

車のプラスチックパーツが白化する原因

ここからは、車のプラスチックパーツが白化する主な原因についてみていきます。紫外線や酸性雨など、環境による影響を強く受ける点は知っておきましょう。

①紫外線
プラスチックパーツは紫外線で劣化します。紫外線は塗装面にダメージを与えて退色させるため、塗装されていないプラスチックパーツは劣化速度がさらに速まります。紫外線にはコーティングなどの対策が有効です。

②雨水
雨水が酸性雨である場合、水分が蒸発する過程で酸が強くなり、プラスチックパーツに対してダメージを与えます。また、プラスチックやゴム製品は水分を吸収するため、「加水分解」と呼ばれる劣化現象が起きるケースも想定されるでしょう。

③温度変化
車が屋外にある場合、太陽の位置や場所次第では同じパーツ間でも温度差が発生します。そのため、熱による膨張に差が生じ、パーツが歪むことがあります。

プラスチックパーツの白化が起きた後の対策

プラスチックパーツの白化が起きている場合、次のような対策を実施してみましょう。

①クリーナーを使用する
プラスチックパーツの白化は、表面の劣化によって発生する現象です。研磨材を配合したクリーナーを使用することで、プラスチックパーツの白くなった部分を擦ることで劣化した表面を研磨できるため、白い部分が徐々に黒くなっていきます。しかし、手軽な方法であるものの、時間が経つと再び白化するため、定期的に行う必要があります。

②コーティングをする
未塗装のプラスチックパーツを専用のコーティング剤でコーティングすることで、白化した表面が黒々とした艶に復活させることができます。また、コーティング効果は半年程度持続し、一定期間紫外線などの影響を受けにくくすることが可能です。

③新品パーツとの交換
プラスチックパーツの劣化が進行していると、クリーナーやコーティングでは効果が出ない場合があります。素材の性質上、白化は避けられないものであるため、劣化具合によっては新品パーツとの交換が必要です。

プラスチックパーツの白化を予防する方法

プラスチックパーツの白化を予防する方法

ここでは、プラスチックパーツの白化の予防方法についてみていきましょう。

①屋内駐車や車体カバーの活用
プラスチックパーツは、車に装着されてから紫外線を浴びた時点で劣化が始まります。そのため、屋内駐車を行う、車体カバーをかけるなどの対策を行い、紫外線や酸性雨の影響を避けることが重要です。

②劣化する前にコーティングを施工する
コーティング施工を行うことで、紫外線による白化を未然に防ぐといった効果が期待できます。新車のプラスチックパーツの白化予防としても有効な方法です。