洗車の油汚れの原因とは？落とす方法や防止する方法を解説

車の油汚れは、ボディの水アカやフロントガラスの油膜などの汚れが代表的です。油汚れは的確な落とし方を実行しなければ、洗車を行ってもキレイにならないことが多く、困っている方もいるでしょう。今回は、車に油汚れが付着する原因と落とす・防止する方法などをみていきます。

車に油汚れが付着する原因

車に油汚れが付着する原因をみていきましょう。代表的な車の油汚れは、ボディに付着する油性の水アカとフロントガラスの油膜があります。

① ワックスやコーティング剤が雨で溶ける
車のワックスやコーティング剤が雨で溶けて流れ出た際に、ボディに付着すると油性の水アカとなります。洗車機におけるワックス洗車も油膜がつく原因の1つです。また、車の天井部分に塗り込んだボディワックスに含まれている油分は、雨と一緒に流れ落ちフロントガラスに油膜として付着する場合もあります。

② 大気中に含まれている油分が付着
自動車から出る排気ガスには、油分が含まれているため、大気中の水分と混ざることで、ボディの水アカやフロントガラスに油膜として付着します。車の交通量が多くなるほど、排気ガスが多く排出され、フロントガラスに油膜が付着する確率が高まるといえるでしょう。

③ 油分を含んだ水分が付着する
路面の水などをはじめとした油分が含まれている水分が車に付着し乾燥することで、頑固な油汚れとなります。そのため、適した洗車アイテムで対処する必要があります。

洗車で油汚れを落とす方法

洗車で油汚れを落とす方法をみていきましょう。油汚れを落とす際には、専用のカーシャンプーやクリーナー、油膜除去剤を使用する必要があります。

① 油汚れに適したカーシャンプーを使用する
車に付着した油性の水アカを落とす際には、油分を溶かす力が強いアルカリ性、さらに効果の高い酸性の洗剤を使用するのがいいでしょう。頑固な水アカ汚れはコンパウンド入りのカーシャンプーを使用すると汚れを落とすことが可能です。ただし、アルカリ性や酸性はプラスチック部分などにダメージを与える可能性があるため、必ず車専用の弱性のものを使用しましょう。コンパウンド入りのカーシャンプーは力を入れて擦るとキズがつくため、使用する場合は細心の注意を払いましょう。

② 洗車の順番
車のガラスとボディを同時に洗う場合には、上から下へ洗うのが基本です。次のような手順で洗車を行います。

1. 車全体を水洗い
2. カーシャンプーを使用して優しく洗う
3. 水アカが落ちたら念入りに水で流す
4. 乾いたクロスで水気を拭き取る

③ 油膜除去剤を使用する
フロントガラスなどの油膜を落とすには、油膜除去剤が適しています。除去剤を使用する前に、ガラスにキズをつけないためにも、できるだけ水洗いなどでキレイにしておくことが大切です。

洗った後は水滴をしっかりと拭き取り、スポンジに油膜除去剤をつけて、小さい面積を丁寧に擦って油膜を落とします。油膜が落ちたら水で洗い流し、クロスで拭き上げます。水で洗い流す際には、油膜が取れているか確認しましょう。

油汚れを防止する方法

ここからは、車の油汚れを防止するための方法をみていきます。

① プロ施工コーティングをする
プロにコーティング施工を依頼した場合、ボディ面に硬い被膜ができるため車に油汚れが付着しにくく、汚れの防止につながります。また、車についた汚れが落としやすくなるため、ボディの輝きを保ちやすくなります。洗車も簡単になるため、迷った場合はプロに依頼しましょう。また、フロントガラスにも撥水剤を塗布することで、油膜がつきにくくなりますので、同時に依頼することがいいでしょう。

② 定期的な洗車
油性の水アカ汚れなどは放置することで、車の劣化が進行します。しかし、洗車を行うことで、油汚れによる劣化を予防できるため、定期的な洗車を行いましょう。