ガラス撥水剤を用いて施工するフロントガラスの撥水コーティングは、水をはじく被膜を形成するため、ガラスに付着する水滴を流れやすくします。降雨運転時の視界確保につながるとともに、さまざまな効果が期待できます。今回は、フロントガラス撥水コーティングの効果やガラス撥水剤の種類についてご紹介します。
撥水コーティングの効果
ここでは、撥水コーティングの効果について詳しく解説します。
1.雨ハジキ効果
撥水コーティングを実施することで、フロントガラスは撥水被膜で覆われます。被膜によって、フロントガラスに付着した雨は小さな水玉状になり、車の走行中の風圧などで飛んでいきやすくなります。そのため、雨天時の運転において視界を良好な状態を保つことが可能です。
2.防汚効果
フロントガラスに撥水コーティングを行うことで、雨が残りにくくなり、雨滴が原因となる汚れの付着が軽減します。また、汚れが付いたとしても、洗車で簡単に汚れを落とすことができますので、ガラスメンテナンスの時間軽減にもつながります。
3.凍結・霜防止
被膜によって、水滴がガラスに残りにくくなります。冬などの寒い時期に霜や凍結防止に役立ち、スノーブラシで削るなどの手間を軽減することが可能です。ガラスについた氷も除去しやすくなるため、冬季の利用にも有効です。
ガラス撥水剤の種類
ガラス撥水剤の種類は以下の通りです。
1.塗り込みタイプ
フロントガラスに塗るタイプは、時間と手間が若干かかるものの、高い撥水性や持続性が期待できます。
2.スプレータイプ
スプレータイプは持続期間が若干短いものの、手軽に施工することが可能です。使い方は、雨が降っているタイミングで全体をスプレーしてワイパーを動かすだけで済み、急に雨が降ってきたときにもすぐに使えることも利点です。晴天時はスプレーを塗布した後に、仕上げに固く絞った濡れタオルで拭き上げます。
3.ウォッシャータイプ
ウォッシャータンク内に入れて使用するタイプの撥水剤です。使い方は、ウォッシャー液を噴射してからワイパーを使用して塗り広げます。施工に手間がかからないため、手軽に撥水コーティングできるものの、耐久性は弱いため、塗りタイプなどと併用しての使用がおススメです。
撥水コーティングの費用の目安
フロントガラスの撥水コーティングは、市販でも多くの商品が販売されており、自身で行う場合は、1,000円~2,000円程度の費用で済みます。
より撥水性や長期耐久性を希望する場合は、10,000円~程度の費用がかかるものの、プロショップに任せるのがおすすめです。プロによる施工は撥水性と耐久性が優れているため、一度施工を行えば、長期間効果が持続します。メンテナンス回数を減したい場合は、プロがいる施工店への依頼も検討してみてはいかがでしょう。
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