ガラス系コーティングは、施工後も定期的にお手入れすることで、その効果や耐久性を長期間にわたって維持することができます。しかし、お手入れのやり方によっては劣化を早めてしまうことがあるので注意しましょう。今回は、ガラス系コーティング施工後のお手入れや注意点について解説します。
ガラス系コーティング施工後も定期的な洗車を
ガラス系コーティング施工後も定期的に洗車をすることで、コーティング被膜の劣化を防ぐことができます。
1.基本的なお手入れは水洗い洗車
施工後の基本は、車体をキレイな状態に保つことです。ボディの汚れを放置すると、コーティング被膜が劣化する恐れがあります。車に付着した汚れは、洗車で定期的に洗い流しましょう。尚、基本的な洗車は水洗いでOKです。ガラス系コーティングは汚れが付きにくく、付いたとしても落としやすいため、水洗いだけでキレイになることがほとんどです。汚れてきたと思ったら定期的に水洗いを行うようにしましょう。
2.タイプによって洗車機の使用もOK
ノンブラシタイプの洗車機はブラシがなく、キズがつきにくいため、手早く汚れを落とすのに最適です。ブラシタイプの洗車機でも、近年は性能が上がり、ブラシも柔らかくキズが付きにくく改良されているため、ガラス系コーティングの種類によっては使用可能なものもあります。詳しくはガラス系コーティングを施工されたショップで確認しておくようにしましょう。
3.水で落ちない汚れは悪化する前に除去する
鳥のフンや虫の死骸などを放置すると、コーティング被膜を侵食し、剥がれなどにつながってしまうことがあります。汚れがついた場合は、早い段階で取り除きましょう。汚れが固着した場合は、ゴシゴシと力を入れてこするとコーティング被膜にダメージを及ぼす可能性があるため、カーシャンプーやクリーナーなどのケミカルを使用して除去するようにしましょう。なお、使用の際は必ずコーティング施工車専用や対応タイプのものを使うようにしてください。
コーティング施工後のお手入れで注意したいポイント
コーティング施工後にお手入れをする際は、以下のようなポイントに注意しましょう。
●施工直後の洗車は避ける
コーティング施工後、ガラス系コーティングが完全に硬化するまでには一定の時間がかかります。製品によっても異なりますが、施工後の1週間~1カ月程度は、極力洗車を控えるようにしましょう。
●屋外で洗車する場合は炎天下を避ける
炎天下での洗車はボディの温度が上昇し、水が乾きやすくなるため、水分中に含まれるミネラルなどの成分が固まりシミができやすくなります。屋外洗車は、早朝か夕方などに行うのがおすすめです。
●車が雨に打たれたときは要注意
雨水には空気中のホコリやPM粒子などが含まれているため、放置するとコーティング被膜や塗装にダメージを与えてしまう可能性があります。車にダメージを与えないためにも、雨が降った際は、早めの洗車を心掛けましょう。
●一般的なワックス・クリーナーなどは使用しない
ワックス・クリーナーなど、一般的なカーケアアイテムを使用してお手入れをするのは、コーティング被膜のキズや劣化の原因となるので、もし使用する際は必ずコーティング施工車専用・対応のアイテムを使うようにしましょう。
コーティング施工後のお手入れはこまめに行うことが大切
コーティング施工後のお手入れを定期的に行うことで、効果や耐久性を長く維持することができます。お手入れを怠ると、いくら耐久性のあるガラス系コーティングであっても劣化が早くなってしまいます。ガラス系コーティングの効果を維持するためにも、お手入れは欠かさず定期的に行いましょう。
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