夜道を車で走行中、「ヘッドライトが暗い」と感じたり、「夜の運転は何だか疲れる」と感じたりすることがあるかもしれません。それはもしかすると、ヘッドライトが正しい方向を照らせていないのかもしれません。
今回は、ヘッドライトが暗いと感じた場合に確認したい3つのポイントをご紹介します。
ヘッドライトが汚れていないかを確認する
ヘッドライトが暗いと感じたときに確認したいひとつ目のポイントに、「ヘッドライトの汚れ」があります。ヘッドライトが汚れていると、光量が足りずに暗くなってしまう恐れがあります。ヘッドライトの光量を正常に保つには、ヘッドライトの汚れを取り除いておくことが大切です。ヘッドライトに付着したチリやホコリ、泥はねなどの汚れは、クリーニングシートやクロスで拭き取ったり、洗車したりすることで落としておきましょう。
また、ヘッドライトの汚れには「黄ばみ汚れ」もあります。ヘッドライトの黄ばみは洗車では落とすことができませんので、専用のクリーナーを使用するか、プロショップに依頼するようにしましょう。
バッテリーの寿命を確認する
ヘッドライトが暗くなる原因には、バッテリーが弱まっている可能性も考えられます。そのため、ヘッドライトの汚れなどを落としても改善されないようでしたら、バッテリーの状態を確認しましょう。
バッテリーの状態は、日頃の車のコンディションを見て確認することができます。最も分かりやすいのは、走行中と停車時のヘッドライトの明るさの違いです。ヘッドライトの明るさが走行中よりも停車時の方が暗いと感じられる場合は、バッテリーが弱まっている可能性が高いといえます。また、エンジン始動時にセルモーターの回り方が弱々しかったり、ライトを消し忘れたりした場合もバッテリーが弱まっている可能性が高いため、バッテリーの交換をおすすめします。「一度ライトを消し忘れたぐらいであれば大丈夫だろう」と考える方もいるかもしれませんが、一度バッテリーを上げてしまうと、バッテリーの性能は著しく低下してしまいます。万が一のトラブルを未然に防ぐためにも、バッテリーが弱まったと感じられる場合は早めに交換するようにしましょう。
ヘッドライトの光の向きを確認する
三つ目の確認ポイントとして、「ヘッドライトの光の向き(光軸)」があげられます。光軸には、近くを照らしすぎても遠くを照らしすぎても見えづらいという特性があります。視界をよくするためには、光軸を正しい向きに調節する必要があります。近年は光軸が自由に調節できる機能の付いた車も多くありますが、その機能だけでは正確さに欠けてしまう場合もあります。正確な角度に光軸を調節するためにも、整備業者などに調節を依頼するようにしましょう。整備業者などに依頼することで、専用のテスターを用いて正確な角度に光軸を調節してもらうことができます。
充実したカーライフを実現するためにも、夜道の安全運転を心掛け、日頃からヘッドライトの確認ポイントをチェックし、ヘッドライトの明るさを保ちましょう。
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