安全なドライブには、定期的な「タイヤの点検」が欠かせません。タイヤのキズや溝のすり減りはもちろん、空気圧も欠かせない確認事項のひとつです。タイヤの空気圧は乗り心地や走行性能、燃費に影響するだけでなく、トラブルの原因にもつながります。そこで今回は、タイヤの適正空気圧についてご紹介します。
さまざまな、タイヤの空気圧の単位
タイヤは、車のあらゆるパーツの中で唯一地面と接する箇所です。それゆえ走行状態を大きく左右する箇所でもあり、安全にドライブするためには適正な状態に保つ必要があります。そこで重要となるのが、タイヤの空気圧です。国際単位に基づくタイヤの空気圧表示は、「kPa(キロパスカル)」という単位で表され、日本でも使用されています。ちなみに、空気圧の単位は国によって表し方が異なり、「bar(バール)」や「kgf/㎠(キログラムフォース/平方センチ)」、「PSI(ピーエスアイ)」などもあります。
適正空気圧を知る方法
適正空気圧は、すべての車に共通した一律の数値があるのではなく、車ごとに異なっています。車に応じたタイヤの適正空気圧は、車の取り扱い説明書に表示されています。多くの場合は、運転席のドアを開けた部分にも適正空気圧の表示があります。タイヤの空気圧を適正に保つためには、表示されている数値を参考にして空気を入れるようにしましょう。
タイヤの空気圧を適正に保つべきなのはなぜ?
タイヤの空気圧を適正に保つ理由は、事故やトラブルの防止にあります。タイヤの空気圧が適正に保たれていなければ、車はさまざまなトラブルを引き起こしかねません。走行が不安定となって乗り心地が悪くなるだけでなく、燃費の悪さやバーストなどのトラブルにもつながる可能性があります。タイヤの空気圧が適正よりも低ければ、地面との摩擦抵抗が増加します。抵抗が増えるということは、それだけ燃費も悪化するということ。燃費の悪化は、経済的にも環境的にも望ましくありません。また、適正な空気圧が保たれていなければ、タイヤも傷みやすくなります。タイヤが傷むことにより、重大な事故を引き起こしてしまうことも考えられます。
このように、適正でないタイヤの空気圧は、経済的負担や環境的負担を増やすだけでなく、大きな事故にもつながりかねないため注意が必要です。
タイヤの空気圧を適正に保つには、少なくとも1ヶ月に1回程度のチェックが必要となります。ガソリンスタンドや自動車専門店などでもチェックしてもらえるため、定期的に見てもらうことをおすすめします。さまざまなリスクを回避し、安全にドライブするためにも、タイヤの空気圧は適正に保ちましょう。
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