車によっては、バンパーやミラーカバーなどの部分に、未塗装樹脂を使用しているものもあり、それら未塗装樹脂パーツはどうしても経年とともに白くくすんでくるため、白ボケが気になる方は少なくありません。新車当時は美しい黒艶だったのに、時が経つにつれて白ボケてくる未塗装樹脂パーツ。ボディ同様、美しく保つことで、車の外観をきれいに見せていくことができます。
そこで今回は、未塗装樹脂パーツの白ボケ対処法についてご紹介します。
白ボケの原因は?
多くのドライバーが愛車をピカピカに保つために、ガラス系コーティングを施工していますが、ガラス系コーティング剤はボディやバンパーなど、塗装された部分に使用するものであるため、未塗装樹脂パーツに使用することができません。未塗装樹脂は、樹脂自体の劣化が原因で、どうしても時間が経つにつれて色あせてしまいます。艶を取り戻すため未塗装樹脂用の艶出し剤を使うことは有効ですが、一時的な効果しか得られず、再びすぐに白ボケしてしまいます。ゴシゴシと洗うことによってきれいにしようと考える方もいますが、そもそも未塗装樹脂パーツの白ボケは汚れではなく樹脂自体の劣化が原因であるため洗ってもきれいになるわけではありません。
白ボケの効果的な対処法
樹脂自体の劣化が原因で白っぽく色あせてしまう未塗装樹脂パーツ。そんな未塗装樹脂パーツの白ボケ対策には、未塗装樹脂専用のコーティング剤が効果的です。専用のコーティング剤を用いると新車当時のような黒艶を取り戻すことができ、その状態を長期間にわたって持続させることができます。
使用方法はそれほど難しくなく、セルフでの施工が可能です。一般的な未塗装樹脂パーツ用コーティング剤の使用方法は次の通りです。
まず、パーツ表面に付着した汚れをしっかりと洗い落としておきましょう。砂やチリ、ホコリだけでなく油脂系の汚れもしっかりと落とせるよう、水洗いだけではなく必ずカーシャンプーを用いて洗車し、すすいだ後の水滴はしっかりと拭き取っておくことが大切です。
しっかりと拭き取った後は専用のコーティング剤をスポンジに取り、樹脂パーツに伸ばすように塗り込んでいきます。同じ方向に、丁寧に隙間なく塗り込んでいくのがコツです。全体的にまんべんなく塗り込んだ後、ある程度定着させるため、約5分間乾燥させます。その後、きれいなタオルで余分なコーティング剤を拭き取れば完了です。拭き取る際はゴシゴシと拭き取るのではなく、表面をならすような感覚で優しく拭き取るようにすれば完成、新車のような黒々とした艶が復活します。
尚、製品によって使用方法は異なりますので、購入した製品の取り扱い説明書を参照してください。未塗装樹脂パーツ用のコーティング剤はカーショップやホームセンターで購入が可能です。
未塗装樹脂パーツ専用のコーティング剤の多くは耐久性が高く、雨や洗車時の洗剤で流れ落ちたりすることはほとんどありません。未塗装樹脂パーツの白ボケが気になるという方は、長期間にわたって美しい仕上がりが持続する樹脂パーツ専用のコーティング剤を使ってみてはいかがでしょうか。
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