以前は主にタクシーやトラックなどに用いられていたドライブレコーダー。近年では、一般ドライバーの間でも普及しています。事故の時に役立つドライブレコーダーではありますが、それ以外にもさまざまなシーンで役立ちます。ここでは、そんなドライブレコーダーの特長と役立て方についてご紹介します。
ドライブレコーダーとは
ドライブレコーダーとは、運転中の映像や音声を記録する車載装置を指します。一般的なドライブレコーダーには主に2つのタイプがあり、エンジンをかけると自動的に録画を開始する「常時記録タイプ」と、衝撃が加わった際に自動的に録画を開始する「衝撃感知タイプ」に分けられます。なお、衝撃感知タイプの中には、録画ボタンを押すことで任意に録画を開始できるタイプもあります。
ドライブレコーダーの一般的な使用目的は、交通事故があった際の原因解明です。事故が発生した際、事故原因を巡って当事者同士で意見の食い違いがあるケースが頻繁にみられます。ドライブレコーダーがあれば、事故時の様子を映像と音声でハッキリと記録しているため、明確な原因解明につなげることができるのです。
ドライブレコーダーが役立つシーン
事故時の原因解明に役立つドライブレコーダーは、それ以外にもさまざまなシーンで役立ちます。ドライブレコーダーが役立つ主なシーンは、次の通りです。
・安全運転&事故防止
ドライブレコーダーを取り付けると運転中のさまざまな情報が記録されるため、自然に安全運転を心がけるようになります。その効果は、タクシー業界で「ドライブレコーダーを取り付けてから事故の発生率が著しく減った」と報告されるほど。安全運転を心がけると事故の発生率が減り、必然的に交通事故の防止につながるのです。
・旅先での思い出の記録
ドライブレコーダーは、旅先での思い出を記録することもできます。旅先で通った道や立ち寄った場所などを記録することができ、後々それを見ながら旅先での思い出を振り返ることができます。
・警察の誤認検挙防止
ドライバーの中には、スピード違反や一時不停止など交通違反で警察に検挙される方もいます。しかし、身に覚えがないのに検挙されてしまう場合も……。不運なことに、警察の誤認検挙の場合も少なくはないのです。しかし、ドライブレコーダーがあれば大丈夫。ドライブレコーダーは運転中のさまざまな情報を記録することができるため、場合によっては警察の誤認検挙を防ぐことも可能です。
このように、ドライブレコーダーはさまざまなシーンで役立ちます。万が一のときに備えるためにも、また、思い出の記録として、ドライブレコーダーの搭載を検討してみてはいかがでしょうか。
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